米女子ゴルフツアー、全米女子オープン最終日 、優勝決定戦でなんと、日本人が二人!という夢のようなシーンが実現しました。
そして、笹生優花さん19歳が、畑岡奈紗さんに勝ち優勝し、大会史上最年少の「19歳351日」で日本女子3人目のメジャー制覇を成し遂げました。(後の二人は樋口久子、渋野日向子)
しかし、日本人が二人!といっても、笹生さんの国籍はフィリピンになっています。また、幼いころから英才教育を受け、語学も学んだとか。
今回はそんな笹生さんについて調べてみました。
笹生優花の国籍は?
\メジャー第2戦/#全米女子オープン 👑
— WOWOWゴルフ (@wowowgolf) June 6, 2021
最終日
プレーオフを制し、
全米女子オープンの最年少優勝者となった#笹生優花 選手👏#畑岡奈紗 選手も、本当に強かった。
2人の選手に、心からありがとう。#WOWOW #おめでとう#本当におめでとう pic.twitter.com/r30uSXMMDj
笹生優花さんは二重国籍者です。
二重国籍は異国籍の二人が結婚して子供ができたときに、その子供が受け継ぐ両方の国籍のことです。
日本は現時点で未だに二重国籍を認めてはいないため、ある一定の年齢になった時、子供が自身で国籍を選ぶ必要があります。
笹生さんの場合は、22歳までに決めなければならないようで、今回のツアーはフィリピン国籍で出場しましたが、ゆくゆくは日本国籍を選ぶ予定だそうです。
二つの国籍を生まれながらに持った子はそのまま二つの国籍を持っていられるように、日本も早く国籍先進国の仲間入りをしてもらいたいです。
ある一定の年齢になったら、自分は日本人でなくなるか、もう一方の国籍の人間ではなくなるなんて、おかしいと思います。だって、どちらのアイデンティティも持っているのですから。
とにもかくにも、彼女はこのまま行けば日本を選ぶようですね。今後のゴルフ界での活躍が日本人として見られるのはファンとしては嬉しいですね。
幼いころからの英才教育-ゴルフ

笹生さんは8歳でゴルフを始め、14歳でフィリピン女子ツアーで優勝しています。
父正和さんの考えで、8歳でゴルフを始めた時から下半身強化のため、朝五時起きで、ランニング自転車こぎを行ったそうですよ!しかもランニングやラウンド中は両足首に重りをつけて鍛えたそうです。
他にも80㎏のバーベルを担いでスクワットをしたりと、半端ない英才教育だったようです。
人々からのツイッターのコメントでは、一歩間違えば虐待と言われるが、今回はそれを乗り越えるだけの能力があった笹生優花さんだったからこそ、英才教育と呼べるのではないかという意見がちらほら見受けられました。
確かにそうですね。半端ないトレーニングを受け入れ乗り越えた彼女だからこそ勝ち取った勝利!
彼女のゴルフは筋力の強さを感じるスイングとセンスのあるパットが魅力で、ゴルフに詳しい人は、あの伸び上がるように打つスイングは、鍛えた下半身から繰り出されていると言います。
何て言っても、300ヤード近くまで飛ばせる豪快なショットなんですよ!
英才教育で語学ー英語

上記で述べたスイングは笹生さん自身が好きなゴルファー、ロリー・マキロイを真似て生み出されたものなのだとか。
今回の試合、そのロリー・マキロイからも激励の言葉が届いていたようです。
試合前にインスタグラムのストーリーで「ここ数日、素晴らしいプレーをしている。突き進んでトロフィーをつかむんだ」と激励されたといいます。
優勝スピーチでも、「ありがとう、ロリー」と感謝の言葉を述べています。
マキロイのスイング動画を見るのが習慣な笹生さんは「最近見たのはマスターズのとき。1時間くらい見ていた」と照れながら打ち明けており、 マキロイは試合後、ツイッターで「みんながいま、笹生優花のスイングをYouTubeで見ているだろう。おめでとう!」と祝福のメッセージを送っています。
たんたんと説明しましたが、これ、全部英語です!つまり、英語力がなければ会話が成立しなかった、ということですね。
報道では、語学も米ツアー参戦を見据え、10歳の頃から練習後に3時間のレッスンを約3年間受け、習得したものだそうです。
5歳から8歳まで日本で過ごしたと報道されているため、恐らく生まれたのはフィリピンの母親の故郷なのでしょうね。小3でゴルフ練習に環境と条件が揃うフィリピンに移住しています。それは彼女がゴルフを本気で習いたいと言ったからだそうです。
10歳から語学を学んだ、と言っていますが、恐らく日本からフィリピンに移って英語を本格的に始めたのでしょうね。
ただ、フィリピン人は8割の人が英語話者と言われていて、フィリピン人であるお母様も英語をネイティブレベルで話される方だったのではないかと思ったりします。
もちろん、だからと言って、日本で小3まで日本語の基礎をがっちり学んだ子が、英語の世界で急に楽にやっていけるかといえば、努力が必要なので、最初のうちは相当ご苦労なさったのだろうと思います。
しかも、重りをつけて走って、重たいものを担いでスクワットして、その後に3時間の英語って、、、並大抵の人が頑張れるスケジュール内容ではありません!!
まとめ

今回の優勝で笹生さんは米ツアーメンバーの権利を獲得しました。既に米ツアーのメンバー登録を済ませたことが発表されています。 これにより笹生さんは来年からの5年シードを獲得したことになります。
さらには、今回の優勝で獲得したポイントが年間ポイントレースにも加算されて、ポイント保持者のみが出場できる最終戦の出場権も獲得しました。
好きなことは、一番は寝ることとごろごろすることで、次に家族で卓球や釣りだと答えている笹生さん。好きな食べ物は、カレーが毎日食べたいほど好きで、年に一度の贅沢はしゃぶしゃぶだと答えています。
ゴルフではプロの顔ですが、素顔はまだまだかわいらしい20歳前の女の子なんですよね。
そんな笹生さんのこれからの健闘が本当に楽しみです!