どこの国も少子化で、子供一人当たりに消費する、習い事にかける料金は、高めになってきていますね。日本の各大手企業の調査による数字を見ても、大体、月に1万5000円前後(年齢による)が平均のようです。
さて、ここオーストラリアではどうでしょうか。今日はオーストラリアで人気の習い事を紹介すると同時に、その料金についても触れていきたいと思います。
オーストラリアで人気の男の子の習い事

早速、オーストラリアで男の子に人気の習い事を発表します!これまでに出会った、うちの子達の友達やクラスメイトの習い事をわかるだけ全部書き出しても100件以上で、以下のような結果に。
- スイミング
- サッカー
- 音楽系(ピアノ・ギター・ドラム・サックス)
- 武術 (空手・合気道)
- テニス
オーストラリアは水泳大国です!お友達もほとんどが水泳だけは習っています。早い子は1歳になる前からベビーコースに入ります。
男の子にはサッカーも人気です。サッカーは日曜日の午前中にコミュニティ単位の場所で開かれることが多く、共働きの家庭でも送迎可能な曜日なので、それも少しは人気の秘密かななんて思う時もあります。
ランクには入れませんでしたが、高学年だけでみると、スポーツ系がもっと多くなります。フットボールやクリケット、バスケットも上位ランクインします。
音楽系は日豪関係なく人気ですよね。オーストラリアの男の子はギターを習っている子が多いように感じます。
ピアノと一緒で学校で習えてしまうことが多いのも理由かと思います。インストラクターが学校と提携して学校で教えているのです。放課後わざわざ親が車で送迎しなくても、お昼休みの間に習い事ができてしまうので、忙しい保護者にも利用しやすくなっています。
空手や合気道も、護身のため、精神力を強くするためといってやらせる家庭が一定数いらっしゃいます。子供の方も、道着と帯に憧れ、また、帯の色が進級するたびに変わっていくので、モチベーションを保ちやすくなっています。
オーストラリアといえばテニス!という面もありますね。これは男女関係なく、また、子供からお年寄りまで幅広く人気があります。ソーシャルテニスと言って、お年寄りたちがテニスコートを借り、一緒に汗を流して楽しんだあと、ビールやワインを片手に語り合うという光景もよく目にします。
そういう健康なソーシャルテニスをできるように、というのはまた違いますが、テニスをたしなんでおくのもオージー流なのかもしれませんね。
オーストラリアで人気の女の子の習い事

さて、次はオーストラリアで人気の女の子の習い事を紹介します!うちは男の子ふたりなので、女の子のお友達や知人は男の子より少なく、大体50-60人くらいで統計を取っていますが、うちの周りの女の子たちに人気の習い事を発表しますね!
- スイミング
- ピアノ
- ダンス系(バレー、モダンダンス)
- ネットボール
- 体操
女の子もやっぱり一位はスイミング!水泳大国ですね。
二位にはピアノがランクイン。このピアノも、男の子の習い事でお話ししたとおり、そのほとんどが学校でピアノの先生に習っているようです。昨今の親の忙しさが目に浮かぶような結果となっています。
バレーやモダンダンスを習っている女の子も多いです。誕生日パーティや学校の一つのイベントで、ディスコがある時などにはその実力を発揮します。
体操は我が家も2歳の次男を連れていきましたが、体力づくりにもバランス感覚を養うにもピッタリでした。体操そのものへの興味はあまりなかったので続けませんでしたが、小さいお子さんにもお薦めします。
ネットボールは小学生高学年が圧倒的に多いです。
オーストラリアは自分が何をしたいかなので、日本ほど、話題が盛り上がって口コミで人気の習い事になったり、ということはないように思います。それでも確かにこの5つ、習っている子、本当に多いです!
その気になる料金

オーストラリアの主な習い事にかかる料金を以下の表でお伝えします!
習い事 | 時間 | 料金 (A$) |
スイミング | 30分 | 5~6人で20-22 |
サッカー | 60分以上が多い | 内容によるが15-45 |
ピアノ | 30分 | マンツーマン、安くても30 |
武術 | 60分 | 人数10人以上いて普通、16-17くらい |
テニス | 45分-60分 | 人数十数人いて普通、17-18くらい |
バレー | 30分ー60分 | ピンキリで様々、15ドルからある |
ネットボール | 60分以上も | ボランティアベースとはいえ会費などがかかり結局のところ20ドル前後が多いよう |
体操 | 45分程度 | 年齢にもよる、19-22 |
表の料金はレッスン料のみの記載で、だいたいの金額を示しています。州によってはまた違うかもしれません。ご了承ください。
レッスン料はこれくらいでも、その他に、ユニフォーム、ボール、ラケット、専用道具にもお金がかかります。また、保険代や年会費が高い習い事もあるようですので、始める前に確認してくださいね!
まとめ

日本では中学受験を目指して塾に通わせているご家庭が多い分、塾代がかなり大きなウェイトを占めているのではないでしょうか。
オーストラリアの小学生ではまだ塾にはあまり行きません。学校の授業について行けない子や、アジア出身の勉強熱心な家庭のお子さんは、家庭教師を雇って頑張っているのも見かけますが、その数は多くはないと思います。
だから、みんな結構のびのびしています。子供の時にしかできない、この、「のびのびの時間」、できるだけ大切にしてあげたいものですね。(難しいけど!!)